四谷の千枚田(愛知県新城市)

四谷の千枚田(愛知県新城市)
地滑りの跡地を利用した千枚田。日本の里山文化を象徴したような絶景が残り、中も散策することができる。
今回は愛知県新城市にある『四谷の千枚田』へ向かいました。

なんだこれ! 美し過ぎる……

現代にもこの景観が見られるという幸せ
東三河の山奥に残る美しい千枚田を一目見ようと、今も多くの観光客が訪れる場所です。
いや、今だから多くの人の心を奪っているのかもしれませんね。
そんな筆者も偶然動画で見かけて一目ぼれしたことから、今回の訪問に至りました。
今回は、そんな四谷の千枚田を楽しむために必要な事前情報を共有します。
【今回の記事の概要】
・四谷の千枚田の魅力
・四谷の千枚田までのアクセス
・四谷の千枚田の駐車場はどこにある?
・四谷の千枚田の散策時間は?
四谷の千枚田:アクセスと駐車場
四谷の千枚田(愛知県新城市)アクセス
・「新東名」新城IC~車 18.5km(32分)
・東名高速道路 「豊川」I.C. ~ 車約60分 33.5km
・三遠南信自動車道 「鳳来峡」I.C. ~ 車約40分 28km
・新東名高速道路「浜松いなさ」I.C. ~ 車約40分 28km
【新城市公式より引用】
・JR飯田線『三河東郷駅』よりバスで『滝上』へ。下車後徒歩30分。
東三河の山奥になりますので、アクセスはやや難。
特に自家用車でないと行くのはかなり難しいかと思います。
バス下車後に30分歩いて、棚田も登っていかなくてはなりません。体力がある方は大丈夫だろうと思いますが、暑い日には体調管理も気にしないといけませんので、気をつけてください。

しかし、バスで来ただろう人も見かけたので大丈夫!
ハイキングの要領で来る方は意外と多いのかもしれませんね。
四谷の千枚田の背後には鞍掛山という山もそびえていますし。

続いては四谷の千枚田の駐車場について。

駐車場は主に2か所!
まず一番下に10台ほど止めることができるだろう駐車場がありました(バイクが沢山止まっていたので実際の駐車台数は分かりませんでしたが)
そして四谷の千枚田のゴール地点に駐車場があります。
どちらにせよ登りと下りの往復が必要になりますので、水分などは持参しましょう。
筆者が訪れたのは7月第一週の土曜日。朝9:30時ごろから散策しましたが、問題なく止めることができました。定期的にイベント等も開催されているので、イベント時には混雑するのかもしれませんね。

また、散策路からは離れてしまいますが、一番上には3つ目の駐車場も。
ここに止めて散策するのは距離的に難しいと思いますが、恐らくは鞍掛山に登る方用の駐車場でしょう。ただ、棚田を上から一望できるので眺望を眺めに来るのは良いかもしれませんね。
四谷の千枚田を歩く

では筆者の散策記録を紹介。
朝は少し曇っていましたし、標高も高いので涼しかったです。子ども連れのご家族から老夫婦、ライダーさん等、多くの人がいらっしゃいました。

散策路以外は仕切られているので、基本的には1本道です。
じっくり田んぼを覗くとたくさんのオタマジャクシとカエル。散策路の横を流れる水路のせせらぎも美しく、心が安らぎました。
あとは定期的に四阿があるのが救いですね。途中途中休憩しながら進みましょう。

あとは振り返るのを忘れないように。少し角度が違えば、千枚田の違う一面を見ることができました。こんな原風景がどこにでもあればいいのになって思いながら、歩いて行きます。
第2駐車場まで登れば散策は終了。およそ30分かけて登っていきました。
筆者のようにじっくり田んぼを見ないのであれば、サクサクっと上ることができるでしょう。

では筆者が見かけた生き物たちを紹介。
四谷の千枚田は生き物の宝庫。たった1往復しただけで大量の生き物たちを見ることができました。

子どもも楽しめる里山です!
7月初旬でしたが、すでにオニヤンマが飛んでいました。シオカラトンボも飛んでいて、夏を感じていました。やはり、いくつになってもオニヤンマには心躍ります。
フォルムがカッコイイね。

水路の至る所にサワガニがいます。
流石に冷たい水じゃないと生きられないので、流れのある水路にしかいません。田んぼは水が温まってしまうので、サワガニを見たい方は、水路や岩の隙間をご覧下さい。
それにしても、筆者が見たサワガニめっちゃデカかった↑

ニホントカゲも発見。
実は散策路横の水路にヤマカガシ(蛇)がいてそっちを写真に撮ろうとしたら、ひょっこり顔をのぞかせたのがこの子です。
ヤマカガシから逃げていたのかも。
ああ、でもヤマカガシは非常に強力な毒がある蛇ですので、お子さんがいる方は気を付けてくださいね。田んぼによくいる蛇NO,1です。

もちろんカエルも。7月初旬でしたので、大きい個体はいませんでした。むしおオタマジャクシが大量にいたのでそっちを上げればよかったかな。
田んぼを覗くたびに、チャポンっと水の音を奏でて逃走していきます。
これぞ夏の風物詩だな、なんてお思いながら歩きました。
終わりに

四谷の千枚田(愛知県新城市)まとめ
・四谷の千枚田駐車場は主に2か所
・自家用車で訪問するのがおすすめ
・所要時間は片道30分弱。
・四谷の千枚田は生き物の宝庫
今回は『四谷の千枚田』でした。
こんなに美しい日本の原風景があったなんて驚きです。
ここを通っていくバイクも車も目を奪われたのか、道端に車を止めて写真を撮っている様子を何度も見かけました。
『四谷の千枚田』は日本人誰しもの心にノスタルジーを掻き立てる絶景スポットです。
あの頃を思い出し、元気をもらって帰りましょう。
今回はここまで。ありがとうございました。
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