【どこにある?】夜泣き石(静岡県掛川市)とは~小夜の中山・小泉屋~

寺社仏閣・史跡
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夜泣き石とは?(静岡県掛川市)

夜泣き石
夜泣き石

【夜泣き石】
静岡県掛川市にある名所。かつての時代より難所であった中山峠に祀られている。夜泣き石伝説というのが残されていて、周辺には夜泣き石にちなんだ『子育飴』などの名物がある。また、この近辺を『小夜の中山』と言い、和歌の歌枕として使用されている。【掛川市】小夜の中山

今回は、小夜の中山にある『夜泣き石』というスポットを訪れました。

ツーリング中にたまたま出会った名所。どうやらかなりのいわくつきで、心霊嫌いの私は怯えながら見に行きました。あ、別に心霊スポットとして名が知れ渡っているというわけではなく(少なからずそういう話はあるだろうが)かつてより中山峠として知られている場所にあり、多くの和歌の歌枕にもなった歴史ある観光スポットです。

和歌で歌われる名所

そんな夜泣き石がある場所は、静岡県掛川市

かつてより要所だったこともあり、国道1号線に沿う形で存在していました。周辺は夜泣き石伝説、小夜の中山にまつわる史跡、ハイキングコース等が整備されているので観光にもうってつけ。

では、夜泣き石伝説とは何か?

夜泣き石の伝説
夜泣き石の伝説

【夜泣き石伝説】
・中山峠で山賊に殺された妊婦がいた。その母が石に乗り移る。住職がその場で泣いていた赤ん坊を引き取って育てると、子どもは無事に刃物研ぎ師となり、山賊と再会する。預かった刀から母を思い出し、主人公は母を成仏させることができた。

妊婦が山賊に殺されるという結構グロい話なんですね。リアルな感じはしませんが、どういった経緯で生まれた伝説なのかは気になるところです。

今回は、そんな『夜泣き石』を訪れました。


【今回の記事執筆者】

北条なすの
・旅系ブログを運営。
・ブログ開設2度の挫折を経て、現在もブログを執筆中。

【この記事の焦点】
・夜泣き石はどこにある?
・夜泣き石の概要
・現地の様子


夜泣き石へ

夜泣き石入口
夜泣き石入口

ということで、夜泣き石を見に行きましょう。

夜泣き石は遠州七不思議の一つとして数えられているそうで、階段を登った先にありました。階段の前に駐車場があるため、車は容易に止めることができると思います。

藪の先に続いているのは何とも不気味ですが、私が訪れたときはお昼時だったため怖さは薄れています。狛犬の間を通って夜泣き石を目指しましょう。

西行法師の歌
西行法師の歌

鳥居をくぐる前には、西行法師の歌が。

前述した通り和歌の中では歌枕に数えられる有名スポット。西行法師のほかにも多くの歌人が小夜の中山をイメージした歌を作っているそうです。例えば松尾芭蕉とか。

自分の命への感謝を謳った、聞き心地の良い和歌です。日本人の結晶。

夜泣き石
夜泣き石

階段を30秒ほど登ると到着です。

大きな四阿が一つと夜泣き石が設置されてます。そして右手に夜泣き石伝説の看板。弔いの気持ちを胸にお参りさせていただき、5分ほどで階段を下りました。

夜泣き石は前に合った場所から移転してここに来たそうです。


散策を追えたら一休憩:小泉屋

小泉屋
小泉屋

麓には老舗の茶屋?がありました。名物子育飴を販売しているお店の一つ『小泉屋』さんです。私は普通にお昼を食べるために少し寄り道しました。中はお土産販売やパンフレットの設置もされているので、是非寄ってみてください。

かけそばを注文
かけそばを注文

私が注文したのはかけそば大盛。財布に優しいお値段で、ついつい大盛にしてしまいました。もうすぐ秋も終わる静岡です。温かいかけそばが体に染みて幸せな気分になりました。どこか温かい老舗らしい雰囲気も安らぎを与えてくれます。キッチンの雑音、大きなテレビから聞こえる誰かの声、家族連れの話し声。どれもどこか懐かしい気分にさせてくれました。そばも進みますね。

アツアツのおでん
アツアツのおでん

セルフでおでんも頂けるので、こちらも頂きました。お店の中に入った瞬間から広がるおでんの香り。気づけば3本がお腹の中で眠り始めました。よく味が染みていて美味しかったです。ちなみにどれも一本百円。

パンフレットを呼んで周辺の散策経路を確認しながらお腹を満たし、私はこれで失礼させていただきました。思いがけない出会いも旅の醍醐味ですね。


終わりに

夜泣き石
夜泣き石

ということで今回は、静岡県掛川市にある『夜泣き石』でした。

サクッと回れる名所ですので、お近くを通った際はぜひとも寄ってみてください。

今回はここまで。ありがとうございました。

【関連:周辺の観光スポット】

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