【富士山】登山初心者でも登っていいの?


山登ったことないけど、初心者でも大丈夫?

答えは、『はい』です。
私は生粋のオタク。仮に山登り経験が浅く、当日は若干の不安もありました。しかし、私は何とか山頂に到達することが出来ました。ただ、富士山は日本最高峰の山。3776mからの絶景を簡単に拝めると思ったらお門違い。例えば、高山病。どんなに対策しても「人による」らしいですから、100%防ぐのは不可能らしいです。
ですが
いくつかの対策をするだけで、かなりの確率で富士山登頂を達成できます。それは登山初心者も例外ではありません。
今回は、富士山を登頂した登山初心者が、富士山で気を付けるべきこと5つを紹介します。ぜひ参考にしてください。
【この記事の焦点】
・登山初心者が富士山で気を付けるべきこと5選。
【当日】①深呼吸★★★★★

登山初心者の私が一番大事だと思ったのは、深呼吸です。
とにかくこれが一番。息が上がったらすぐに立ち止まって深呼吸。絶対に「ハア……ハア」と息をしないこと。これはどんな時も共通の基礎だと思います。寝る時も、下山の時も……。少しでも油断すると高山病が襲い掛かっていきます(筆者体験談)
特に高山病にかかりやすいのは、就寝時なのだそうです。浅い呼吸で酸欠状態を起こして体調を悪化させる。よく眠れずに次の日を迎えて体調不良が多いそう(これは私の親の体験談)

苦しくてすぐに目が覚めてしまいます
私の場合は、全く眠れずに軽い頭痛と吐き気と戦う時間を過ごしました。もしかしたら、下山の可能性もあった……なのに体調を回復させることが出来たのは、何より深呼吸のおかげ。異変を感じて目を開けるたびに、徹底して多くの酸素を取り込みました。五合目からひたすら深呼吸をしていたおかげで、無意識下でもできるようになっていたようです。
富士山は酸素との戦いです。
寝る時も山頂にいる時も、とにかく深呼吸を意識することで、登頂の可能性を大幅に上昇させることができると思います。あおいちゃんがいい例でしょう。ウキウキで登って息を切らして……。私は深呼吸が一番だなと思います。
【当日】②ペースは早めない★★★★

ペースはゆっくりで。これも非常に大事だったと思います。急に高度を上げるのも高山病のリスクを上げる要因です。私はいつものせっかちな自分を捨てて、とにかくゆっくり歩くことにしました。これは高所になれるというのもありますが、息を切らさないことにもつながっていくわけです。

多くの人に抜かされるぐらいがちょうどいいと思います。

分かりました。
こういう時はプライドは捨てましょう。この記事を見ているあなたは、きっと登山初心者。初心者だとしても自分のペースを守れば、間違いなく登頂できます。あの4人のように団体で登ると、もしかしたら自分のペースが崩れて高山病になる可能性も。2人ぐらいがちょうどいいかなと私は思いました。
【事前】③山小屋予約は早めに★★★

富士山の山小屋は限られています。昨今は海外観光客も増えて、マナーなどが問題視されていますね。富士山は基本的に7~9月にしか登れないので、あっという間に山小屋が埋まってしまいます。私自身も、ギリギリ滑り込みの予約でしたので、十分に余裕をもって予約してください。まず間違いなく、直前には予約できないでしょう。
6.7合目なら取れるかもしれませんが、その分夜中の出発時間が早まります。
自分の体力と相談して、山小屋は慎重に決めましょう。

特に初心者、日帰り・弾丸(夜通し)登りは危険!
高山病のリスクも跳ね上がります。

登頂するためには宿泊必須だね。
④【事前】お金(小銭)は多めに持っていく★★★

これも非常に大事な準備です。途中の8.9合目での相場は……
・トイレ200円
・カップ麺6~700円
・ペットボトル500円
・軽食500円~
山頂になると……
・トイレ300円
・豚汁1000円
・ペットボトル500円
・自販機の温かい飲み物500円
特に自販機の500円という値段は、中々お目にかかれない表記です。ちょっとためらいながら買う温かい緑茶。山頂の寒さにあっという間にぬるくなるココア(計1000円)。どれも不思議な感覚で、下界では体験できない経験でした。特にトイレなどは、小銭が必須になるので気を付けてください。

物を買えばいいので、両替はもちろん可能
物価の高さも富士山ならではの特徴ですかね。私はそう解釈しております。
【当日】⑤日の出を見逃すな!!★★

多くの登山者が日の出を拝むために、夜中に出立します。私は18時就寝で12時出発でした。日の出を見るためには8合目からなら4時間ほどの登山。
そのため、山小屋には夕方着できるように逆算して登る必要があります。日の出を見るために夜中に山頂を目指す場合、到着はギリギリの方がいいかもしれません。山頂は5度ぐらいのことが多いため、早すぎると寒さで凍えてしまいますので。
山頂で日の出を見るスペースが埋まることは無いので心配無用。
どれだけ疲れていても眠くても、絶対に日の出だけは見るべきですので、最後の力を振り絞って登りましょう。

体力自信ないけど頑張るか。

そう、ここが頑張り時!
まとめ

・前日は早く寝る。
・深呼吸を忘れない。
・体調に異変を感じたらすぐに休む
・日の出は必須。
・山は逃げない!!
とにかく事前陣日が100%。これで、登山初心者でも富士山は登頂できます。ただし、絶対に舐めてかかってはいけません。
慎重に登って行けば、絶対に大丈夫ですので、頑張ってください。
今回はここまで。ありがとうございました。
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