【北遠5名山②】光明山(静岡県浜松市)~天空の遺跡へ~

山登り・自然
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【北遠5名山】光明山(539m)

北遠5名山の一つ光明山(静岡県浜松市天竜区)は標高539mの山です。光明山は、有名な秋葉山(866m)より300m程低い山になります。低山ですが、見所はたくさんあります。例えば光明山遺跡。こちらは遠州のマチュピチュと称される絶景スポット。山の開けた場所に石垣が残る遺跡であり、遠州を一望できる眺望が広がっています。

他にも、徳川家康にまつわるお城跡や遺構が残っています。

ハイキングをしながら歴史を感じることができる山なので、賢くもなれちゃうお得な山。実際に戦いもあった場所なので、歴史好きにもおすすめなスポット。

しかし……

実際に登ると、登山口が分かりずらいですし、一歩間違えば遭難もあり得る低山です。

今回の記事は、光明山を安全に楽しむための指針として書き起こしています。


北条なすの

東海地方在住。主に東海地方の歴史や自然スポットの魅力を発信中。メインアカではアニメ聖地関連の記事を更新。【お城攻城数70突破・年5回の登山・キャンプや温泉・寺社仏閣までの品揃え】

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【こんな人に】
・光明山を登ってみたい
・ルートが曖昧で不安
・そもそも登山口までの行き方は? そもそもどこにある山?


光明山登山口へのアクセス

いっぷく処横川(バス停)よりアクセス
いっぷく処横川(バス停)よりアクセス
光明山までのアクセス

浜松駅→西鹿島駅(遠州鉄道)→いっぷく処横川(遠鉄バス)

前述したとおり、光明山は静岡県浜松市天竜区にある山です。

中心部となる浜松駅からは、バスと電車で90分というアクセスです。

いっぷく処横川のバス停から歩いて5分程の場所が、今回の登山口につながる道となっています。そのまま川沿いを歩いていくと山頂に。逸れて登山道に先に入ると、先に光明遺跡に到着します。行きかえりで一周する人が多いみたいです。

私は逸れて登山道に入りました。

筆者
筆者

詳しくは最後にピンを指してあるので参照

バスが一日4本しかないですし、少し間違えれば野宿なんてことも…。

車の場合は、いっぷく処横川に車を止めて登山する方が多いようです。

登山後には道の駅で休憩・食事を楽しめるのは救いですね(後でご紹介)


~光明山遺跡

光明山標識
光明山標識

山麓から光明山遺跡までは、およそ60分です。

山頂に行くなら、さらに20分超を見込んでおくといいと思います。

光明山遺跡までの登山道は比較的整備されています。しかし、道しるべとなる標識がボロボロで読めなことが多かったです。ルートは慎重に選ぶことをおすすめします。意外と二手に分かれる道も多いので気を付けてください。

道中景色
道中景色

道中はあまり景色に恵まれていませんでしたが、一か所だけ絶景スポットがありました。歩いておよそ30分。

朝一に鳥のさえずりが響き渡っていました。程よく暖かく、程よく風が吹いている場所で、とても気持ち良かった。

方向的には国道が通っている方面だと思うのですが、住居も道路も隠れていて、山がどこまでも続いていました。

筆者
筆者

思わず叫びたくなるような絶景です。やまびこが帰ってくるかも。

「1時間歩いて山頂に到着!!」と言いたい所なのですが、遺跡は山腹です。

山頂からは遠州を一望できるようになっていて、浜松の絶景100選にも選ばれているそうです。この一帯に遺跡やお城が残っているので、散策してみてください。

光明山遺跡とお城は別で詳細を語っています。

【関連:家康ゆかりの光明山遺跡と光明城】

筆者
筆者

ここが山頂ではないことを忘れずに、まだまだ先は続きます。


~光明山山頂

山頂の様子

お城の案内が指す方面に進むと公道に出ます。そのまま右に進んで行きましょう。

公道に出る
公道に出る

遺跡付近までは道路が通っていて、駐車場もあります。山頂なまでは20分ほどです。

一応道路ではありますが、車が通る気配がまるでなし。通った形跡が全くなく、廃道なんじゃないかと疑ってしまうほどでした。

その証拠に、道路を歩いていると二ホンジカの群れに遭遇。3.4匹が崖を降りていきました。大きな個体でした。追っかけてみましたが、そのまま山の中に消えて行きました。

筆者
筆者

写真に収めたかった……。

山頂広場へ
山頂広場へ

道路から看板が立っているので、もう一度登山道に接続します。案内はこんな風に倒れているので、見逃さないでください。

ここからは、整備が行き届いてなくて、藪の中を突っ切るような登山になります。15分程で到着。

山頂

山頂は特に何もなし。景色は特にないので、来た記念の写真だけ。

奥の院へ

光明山はぐるっと一周できるルートになっているので、別のルートから帰ります。こっちから登るのが正規ルートっぽい?

山頂の先には奥の院と家康隠れ岩の文字。ちょっと気になるじゃないか!!

ということで行ってみた。

対武田の戦の際にここに隠れたのだとか。

今は、奥の院に手水舎の跡が残っています。この先は、道が続いているようで道じゃないので気を付けてください。遭難しそうだったので途中で引き返しました。

だって道があるように思えるんですもん。

ここからは普通の下山です。最後はいっぷく処横川で腹ごしらえ。


下山【いっぷく処横川】

椎茸おにぎり
椎茸おにぎり

椎茸系統の食べ物が豊富にありました。一つ目はしいたけおにぎり。しいたけの味が染みわたるおにぎりです。少し小さめですが、絶品。売店でもレストランでも食べることができます。

お次は、しいたけソフト(こっちは別日)

椎茸ソフト
椎茸ソフト

こちらは驚きのコラボレーション。「しいたけとソフトクリームだって…」と思わず驚いてしまったのですが、これが合う。

どの辺がしいたけの味なのかは分かりませんでしたが、コクがあるソフトクリームに仕上がっていました。ちなみに最後までアイスたっぷり。疲れた体にはちょうど良い一品です。


終わりに

光明遺跡周辺案内
光明遺跡周辺案内

今回は北遠5名山の一つ光明山(静岡県浜松市天竜区)を登頂しました。高さは、539mですし、日帰り登山に持ってこいの山です。

ただ、少し懸念点。

整備が行き届いていない場所が多々あります。案内が無くなっていたり、読めなかったりで道に迷う可能性があります。遭難の可能性もありますので、入念に準備をしておくべき山だと思いました。

私は道に迷って、遭難の可能性もありました。

筆者
筆者

山は舐めちゃいけないですね

お近くの秋葉山よりは人も少ないですし、のんびり登りたい方にはおすすめです。

今回はこれまで。ありがとうございました。

【関連:秋葉山を登頂】

【北遠5名山:竜頭山】


今回のマップ