駿府城の概要

静岡県を代表するお城と言えば、駿府城なのではないでしょうか?
静岡市の静岡駅よりほど近い場所に位置する駿府城は、名実ともに静岡県を代表する城跡だと私は考えています。大都市に大きな城跡ありです。静岡で言えば、浜松駅・静岡駅・掛川駅などなど…。中心部にはいつもお城があります。

駿府城の大きな特徴は、天下人の徳川家康の隠居城という側面。
1519年より築城が開始された駿府城ですが、秀吉による関東移封によって、一度この城を離れています。そこから「天下普請」により拡張されて今の姿になっています。
【天下普請とは…】
超嚙み砕いて説明すると、幕府命令で「全員手伝え!」みたいな感じ。基本的なことかもしれませんが一応…。
【超豆知識】
ちなみに、徳川家康がここに隠居する前に候補地となっていた城跡が、静岡県三島市にあります。名は「泉頭城」。訳あってこの話は無くなりましたが、「柿田川」という日本三大清流の河川が流れる「柿田川湧水公園」にかつて存在していました。
そんな「泉頭城」は、遺構はあまり残っていませんが、三島駅からほど近い場所にあるので是非お勧めです。
【関連:泉頭城跡】
そして、現在は「駿府城公園」として整備されています。
駿府城へ

【駿府城公園までのアクセス】
そんな駿府城へは「静岡駅」より、徒歩で10分程で到着します。
また、新静岡駅からのほうが近いと思いますが、関東から来たりすると静岡駅から歩いたほうがいいと思います。
静岡駅は新幹線も止まるので、関東からのアクセスも良好です。私は合計2度程「駿府城」に遊びに行っていますが、リピートにおいては、やはりアクセスの良さは嬉しい部分です。
そして、静岡駅から歩いていくと、すぐに櫓が見えてきますが、静岡駅からの出口がたくさんあるので、地図を見ながら迷わないように注意してください。まあそこまで迷路になっているわけではないですが…。ただ、駿府城に近づくと興奮が収まりません。(この写真は2度目の攻城時のものです。)
名を「巽櫓」と言うそうです。
では、東御門から公園内へ入っていきます。
駿府城公園内散策

城内へ入る際には堀を渡っていきます。中は公園として整備されているので、緑にあふれていました。
遺構は残っていませんが、二の丸跡が、この東御門周辺のようです。

中心には駿府城公園のシンボルでしょうか…。徳川家康公がいます。偉大なる‥と言っていいのでしょうか。家康様を拝みまして、私はベンチに座って休憩をしました。

家康公の銅像の後ろ側にあるのが、天守跡になっています。こちらは発掘調査を行っているみたいで、シートがかぶせてありました。まだ発掘しているのでしょうか…。前に行った時から随分と時間ががってしまったので分からないですが…。

また、ここには今川家時代の遺構も残っているそうです。
平城なので、過去の遺構としてはあまり少なく、復元のものが多かったですが、過去の姿は想像できたので楽しかったです。
最後は東御門です。中は料金を支払うと入ることができます。ただ、休館日でやってませんでした。

しっかりと桝形虎口になっています。門の中には入ってみたかったですが仕方がありません。
また、名城スタンプもこの受付にあるので、ここで押せると思います。ただ、私のように東御門がお休みの日に来てしまうとスタンプも押せないので、その場合は静岡市役所で押すことができました。
門の中に入ることができるのは、浜松城でも同じような体験ができる場所がありました。同じ徳川家康にゆかりがある城跡ですね。浜松城はもともとの家康の居城で、こちらもかなりきれいに整備されています。野面積の石垣が凄いのでおすすめです。
【関連:家康の浜松城】
終わりに…

私は計二度駿府城を攻城しました。公園としても雰囲気が良く、気持ちのいい場所でした。休憩中のサラリーマンや散歩中・観光中の方などがいて、ほんわかとした雰囲気がありました。静岡を代表する素晴らしい城跡です。

お城好きなら一度は訪れたい
そして、私はもう一度伊豆に戻りました。伊豆で宿泊しまして、最後は韮山周辺の史跡を巡っていきます。失礼かもしれませんが、静岡駅の周辺は都会ですね…。伊豆のほうばかり遊びに行っていたので驚きです…。今回はこれで終了します。ありがとうございました。
【関連:北条家の城郭‐韮山城‐】