犀ヶ崖古戦場(静岡県浜松市)

【犀ヶ崖古戦場(資料館)】
・家康のお膝元:静岡県浜松市にある古戦場。三方ヶ原の戦いに関連する史跡で、三方ヶ原での大敗後奇襲を仕掛けて一矢剥いた場所である。
今回は静岡県浜松市にある犀ヶ崖古戦場へ向かいました。
犀ヶ崖と言えば……三方ヶ原の戦いに戦いの舞台となった場所。台地となっているこの辺りから奈落の底が広がり、この世とあの世の境目と言われていました。

あんまり聞いたことがないけど、今は何が残っているの?

現在は資料館が設置されており、無料ガイドさんもいらっしゃいます
小さな史跡ですが、待遇は◎
ぜひとも浜松城に来たついでに訪れてほしい史跡ですので、今回は犀ヶ崖古戦場に関する現地情報を紹介いたします。
【今回の記事の概要】
・犀ヶ崖古戦場までのアクセス
・犀ヶ崖古戦場・資料館の概要
・アクセスマップ
犀ヶ崖古戦場までのアクセス

・JR浜松駅よりバスで20分(浜松北校にて下車後徒歩4分)
・浜松城よりバスで13分
アクセスは良好。お車の方も駐車場がありますので問題なし。
『どうする家康』や『女城主直虎』などの大河ドラマの影響で、浜松市は史跡に力を入れているようですね。
流石は家康のお膝元。
実際の『三方ヶ原古戦場跡』はもう少し北上しないといけないことに加え、現在は墓地になっていて石碑しか残っていません。そのためおすすめは『浜松城⇒犀ヶ崖古戦場』というルートです!

じゃあ犀ヶ崖に行った方がお得だ

そういうこと。
犀ヶ崖資料館

犀ヶ崖資料館へ向かいます。
筆者はここに来るまで犀ヶ崖古戦場のことを知りませんでしたので、ゆっくり学習です。
家康が三方ヶ原の戦いで大敗したこと、上記の写真の家康の絵も知っていましたが、犀ヶ崖古戦場での戦いはその後のことだったのですね。
そして大久保忠世と天野康景が中心になって奇襲を仕掛けたのだそう。
大久保忠世は長篠の戦や高天神城の戦いなどで活躍の後、小田原城首にもなった家康の凄腕家臣。徳川信康の自刃事件があった二俣城(浜松市天竜区)でも城主をやっていたことがあります。
天野康景は伊豆出身で、浜松市北部の方の領主でした。浜松市天竜区の犬居城を居城として活躍していました。

夜襲時の浜松では雪が降っていたとか。浜松で雪なんて降るんですねぇ。
家康は最後までボロボロにやられていたのだと思いましたが、一矢報いていたのですね。
とんでもない決死の覚悟だったのでしょう。
資料館の中ではこれ以外にもビデオによる解説もありましたので、犀ヶ崖を学ぶには十分すぎるほどでしたね。
ということで、犀ヶ崖資料館で学び終えたら犀ヶ崖古戦場へ(資料館の側)行きましょう。
犀ヶ崖古戦場

資料館の向かい側へ。
では犀ヶ崖を見下ろしてみましょう。

猫ちゃんがいた……。
今でもかなりの深さがあるのですが、当時はさらに深かったそうです。何人もの武田兵がここに身を落としてしまったそうです。
もしかしたら心霊現象があったりするのでしょうか。
私が来たときはガイドさんに案内していただけていませんが、依頼すれば解説してもらいながら回ることができるでしょう。
だいたいの所要時間は1時間未満(資料館+古戦場)
当時の戦を頭に浮かべて見てみれば、奈落の底には兵士の顔が映るかも(怖)
犀ヶ崖レビュー総評

【犀ヶ崖古戦場(資料館)まとめ】
・犀ヶ崖は三方ヶ原の戦い後、家康が一矢報いた夜戦の跡である。
・犀ヶ崖古戦場は浜松駅からバスで20分。
・所要時間は二つ合わせて1時間未満。
・犀ヶ崖には手厚いお出迎えがある(資料館・ガイド)
今回は静岡県浜松市にある犀ヶ崖古戦場でした。
浜松市街からもアクセスが良好なことに加えて、資料館やガイドが充実しているため、浜松城と一緒に巡ることがおすすめです。

週末にでも早速行ってみるよ。

ぜひ。ぜひ。
家康の中に灯った負けん気を感じましょう。
今回はここまで。ありがとうございました。
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