大垣城（岐阜県大垣市）
大垣城（岐阜県大垣市）
1535年宮川安定によって築城。その後氏家卜全が整備した。1600年には石田三成が入城し、関ヶ原の戦いで西軍の拠点として使用された。江戸時代には戸田氏が入城し歴代城主を務める。実は1945年まで天守が現存していた（空襲で消失）
今回は岐阜県大垣市のシンボルである大垣城へ向かいました。
名前は分かるけど、具体的にどんな城なのかは分からないな。
筆者的に、大垣城は『歴史の宝箱』
私は大の歴史オタクですが、実際に現地に行く以外にほとんど情報を仕入れません。そのため、大垣城は関ヶ原の戦いで拠点として使用されていた歴史も知らず訪れました。そして今回学んだ歴史と共に、大垣城へ観光する際に役立つ事前情報を提供します。
【今回の記事の概要】
・大垣城へのアクセス
・大垣城と関ケ原
・大垣城観光の所要時間
・筆者のおすすめポイント
大垣駅からのアクセス
JR大垣駅より徒歩10分（大垣駅南口）
大垣城は大垣市指定史跡。駅から遠くない場所に復元天守が鎮座しています。改札から南口方面に抜ける方向に観光案内所もありますので、パンフレット等はそちらで仕入れてもいいでしょう。迷わないと思いますが、何か分からないことがあったら案内所で聞くのがベストです。
筆者は携帯なしで大垣に向かったのですが、快く案内してくださいました。
原始人かよ……でも何かあったら頼ってみよう。
そして、南口からまっすぐ南下していきます。
筆者的に面白かったのが、駅前商店街の真裏にお城があったこと。延々とお店が続く道から不意にお城への入口が現れます。大垣駅前周辺はかなり発展していますが、高い建物に囲まれてひっそりと生きていました。復元とはいえ天守を見ると興奮してしまうのは、歴史オタクの性なのでしょうか。門をくぐると公園になっていますので、こちらから攻城します。
中の様子は次章で。
ここまでの所要時間：10分
復元天守内~関ヶ原と大垣~
1936年に国宝に認定された天守は空襲で焼失。東海随一の天守だったらしく、郡上八幡城の模擬天守は大垣城をモチーフにして築城したそう。石垣も復興時に修復されたもの【大垣城案内板より】
最近は度マイナーな城にもある模擬天守閣。当時の名残は残っていませんが、できる限り当時の外観に寄せているそうです。中はもちろん資料館になっていますので、この地の歴史を学ぶには持って来いの場所。関ケ原が近いため、展示もかなり力が入っています！
料金は200円（別の郷土館にも入ることが可能）
関ケ原まで電車で10分という近さ。岐阜の地理は実際に行かないと分からなかったので驚きました。ちなみに大垣の隣である垂井駅周辺は、竹中半兵衛でお馴染み竹中家のお城である菩提山城が広がっています。
歴史が詰まりすぎて……一日で回れないよ
流石は『美濃』！
特に関ヶ原には諸将が全国から集まっていますから、歴史オタク全員に刺さる。みんなの推しが大集合しているドリームマッチですから、好きな武将の動向を現地で追ってみてください。詳細に書かれた資料から新たな発見ができると思います。また、当時の弓矢や銃を実際に持つことができる体験コーナーもありますので、おすすめです。
関ヶ原の戦い前には『杭瀬川の戦い』があり西軍が勝利しているそう。関ヶ原の戦い後にも大垣城にて攻城戦があり、多くの人が犠牲になりました。
そして、大垣城に来たなら触れて欲しい『おあむ物語』
当時の大垣城籠城戦の様子を語る貴重な資料。ショートアニメとともに大垣の魅力を体感しよう。
実際に天守内ではアニメがループ再生されております。確かにYouTubeでも見ることができるショートアニメです。しかし、実際に大垣の街を歩き、学んできたあなたに必ず刺さるものがあります。
関ヶ原の戦いだけが注目されていますが、それだけで全ては終わっていません。おあむ物語がなかったら私たちが見過ごしていた罪なき者の苦しみとリアル。美しい水の都で何があったのか、戦火の中で紡がれた物語をぜひ体感してください。
ここまでの所要時間：40分
まとめ
大垣城まとめ
・大垣城は大垣駅から徒歩で向かう。
・所要時間はおよそ1時間（ゆっくり散策）
・大垣城は関ヶ原の戦いで西軍の拠点だった。
・充実した資料館で歴史を学ぼう！
今回は大垣城を巡りました。
1時間あれば十分に巡ることができるでしょう。また、近くには郷土館がありこちらでも地域の勉強をすることができます。もしも時間に余裕がある方がいたら遊びに行くのをおすすめします。
やっぱ実際に行って学びたいね
きっとあなたも大垣マスターになれることでしょう
ここを訪れてから関ヶ原や垂井、はたまた秀吉の出世城：墨俣城に向かうのも良いでしょう。水の都である大垣で水路を散歩するのも楽しいと思います。
今回はここまで。ありがとうございました。
【関連記事：その他の大垣のお城】
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