閉園間際の花の奥山高原(静岡県浜松市)を散策する

山登り・自然
この記事は約4分で読めます。

【2024年8月末で閉園】花の奥山高原

花の奥山高原入口
花の奥山高原入口

静岡県浜松市奥山にある小さな花の楽園。浜松市街から車で1時間弱。奥山の定番観光地、竜ヶ岩洞や方広寺を抜けた先にある【花の奥山高原】に参りました。

【花の奥山高原】
・明治時代、かの有名な金原明善が天竜川の治水事業を行っていた時のこと。元々西洋風の庭園を目指していたものの、治水事業で使用した巨石を生かすために今の姿となる。しだれ桜・桜・アジサイなど四季折々の花を見ることができる。(2024年8月で閉園)

実は、2024年8月31日をもって閉園となってしまいました。春も梅雨も過ぎ去ってしまい、花見の季節ではなくなってしまいました。しかし、まもなく閉園してしまうということで、緊急で訪れました。

筆者
筆者

本当は桜を見に来たかったのですが…残念

今回は、そんな【花の奥山高原】ラストの日曜日の様子をお届けします。

奥山高原より
奥山高原より
花の奥山高原アクセス

・浜松駅より【奥山行】終点下車後徒歩40分

どうせなら奥山高原までバスで行ってほしいものですが、奥山の中心である方広寺が終点となっていています。そのバス停から山道を登っていきます。歩いていくのは正直しんどい(閉園ですが)ので、車で登るのがおすすめです。また、花の奥山高原は富幕山(530m)の中腹にあるので、登山の恰好をしたお客様もいらっしゃいました。

筆者
筆者

富幕山は、また今度行こうと思います。


【花の奥山高原】閉園間際の園内散策

園内
園内

閉園間際らしいところを紹介できればと思います。

園内には、最後の日曜日なのにもかかわらず人はあまりいらっしゃいませんでした。私のような新規客というよりは、地域の方が犬のお散歩に来ていたり、老夫婦が昔を懐かしんでいたりする光景が目立ちます。昔懐かしむのであれば、閑散とした雰囲気も素晴らしいですが、私としてはもう少し盛り上がっているところを見たかったですね。

花という花は咲いていないので、緑あふれる自然を楽しむ形となりました。一周30分程度でしょうか。サクッと散策をすることができました。園内に流れる小川? は水がひんやりとしていて、気持ちよかったです。ずっと手を浸していたいぐらいでした。流石は高原といったところ。

イモリの池
イモリの池

園内には水辺が豊富にあったので、サワガニがトコトコ闊歩しています。また、中心部にイモリの池というものがありました。イモリの姿は見ることができませんでしたが、水の中をじっと探し回ることで、少年心を思い出す時間を過ごすことができました。これも人が少ないおかげかも。


ため池

ため池
ため池

順番が前後してしまいましたが、入口を過ぎると目の前に大きなため池が広がっています。

設備が老朽化しているのか、奥の方は水が溢れていました。思ったより水が深くて多くを散策している間に靴がびしょびしょに……。鯉の餌用自動販売機も壊れたまま放置。終わってしまうのだなと、初めて来たのに感傷に浸っていました。

もう閉園間近で人も少ないですが、鯉が異様に寄ってきました。「もう人は来ないんだよなぁ」と鯉に伝えたかったですが、その術もなく、ただ悲しみの波に揺られるまま。これはこれで特別な花の奥山高原を見ているようで、少しお得だったかもしれません。

ため池の生き物
ため池の生き物

池の生き物に関しても説明が書かれていました。イモリをぜひ見たかったですが、どこかにいたんですかね? 奥山周辺、引佐町周辺は、変に外来生物がいないので、日本由来の里山の自然が残されています(私調査)


サバゲ―会場

サバゲー
サバゲー

お隣にはサバゲー会場。上から戦っている様子を見ることができました。

筆者
筆者

私もやってみたいです

かなり盛んにイベントなども実施しているみたいなので、気になる方はぜひ訪れてみてください。花の奥山高原サバゲー情報【外部リンク】


終わりに

花の奥山高原
花の奥山高原

今回は閉園間際の花の奥山高原を訪れました。

筆者
筆者

哀愁漂う中、特別な時間を過ごすことができました。

数少ないお客さんたちが、ここでの思い出を懐かしんでいるのが私にもわかりました。寄せ書きを書いてるお客様もいらっしゃいました。ほんの少しだけ除いた思い出を、私も共有しているような感覚でした。近隣には、室町時代から続く方広寺というお寺や、東海地方最大の洞窟竜ヶ岩洞があるなど、多くの観光地があります。花の奥山高原に訪れた際には、ぜひ一緒に訪れてみてください。

今までありがとうございました。

【関連:花の奥山高原周辺】