前回のあらすじ
嵐山町の魅力を体感した後、今回は、比企城郭群の一つである、「小倉城」を中心に攻城します。
今回は、比企城郭群の一つである「松山城」は攻城できませんでした…。「松山城」は扇谷上杉氏のお城で、多くの戦いで登場する要地でした。北条方のお城になった際は、上杉謙信なんかもこのお城を攻めています。恐らく、車じゃない限りは、「松山城」は離れてしまうので、少し厳しいかと思います…。ほんとに効率よくお城だけにフォーカスすれば回れるかもしれませんが…。
【関東に珍しい山城に残る石垣】小倉城

比企城郭群の一つ「小倉城」は、武蔵嵐山駅より5キロです。
私は、「鎌形八幡神社」から向かったので、自転車で2キロほどでした。また、「小倉城」のすぐそばには、「嵐山渓谷」が存在するので、是非寄ってみることをお勧めします。非常に自然豊かで気持ちがいい場所でした。それはまた後ほど…。
駐車場に自転車を止めて、登頂していきます。小倉城は「山城」です。結構しっかり登るので、体の負担はかなりのものでした…。一日自転車を漕いでいると流石に息が上がってしまいます…。そのため、始めにこちらに訪れておくのも良い手かと思います。
小倉城を攻城

そんな小倉城ですが、北条家の重臣である、遠山氏または、上田氏が築いたとされるお城です。
そして、一番の特徴は、なんといっても現存する石積みだと思います。関東では珍しい山城に残る石積みです。意思を使った山城は、関西では比較的見られるのですが、関東地方では土地の特性上、山城に石が使用されるのは珍しいことなので、嵐山町に来たら絶対に見ておきたい城跡です。
関東の総石垣の城と言えば「石垣山城」秀吉によって築城された名城には及びませんが、よく遺構が残っています。

関東なら、小田原攻めで使用された「石垣山城」などが有名ですかね…
随所に石積みが残っています。迫力は満天…。

第二郭のこの場所からは、非常に良い景色を見ることができます。お年寄りのご夫婦がここでお弁当を食べていたのがほほえましかったです…。

他にも大堀切や桝形虎口などがはっきりと確認できます。
小倉城まとめ

今回は比企郡の城郭を巡りました。最後の小倉城は、石積が残る山城で、かなり珍しいものを見れたんじゃないかと思っています。
散策はかなり疲労がたまりましたが、よい遺構を見ることができました。
比企城郭群は、非常に見ごたえがあるので来てよかったと思います。また、近隣は自然も豊かなので都会に疲れたら、もう一度来ようと思います。松山城にも行かなくてはなりません…。
ちなみに‥「小倉城」は「おぐら」です。福岡の「小倉城」とは異なります。

ややこしい…
【番外編】嵐山渓谷

小倉城を散策し終えたら、近隣の嵐山渓谷を訪れました。秋は、紅葉で非常に有名な渓谷です。
私が訪れたのは、10月だったので、少しだけ紅葉より早かったです。ですが、非常に気持ちが良かったので、ハイキングにはぴったりな場所だと思います。
前日の雨で多少ぬかるんでいたのが厄介でした…。また、槻川も少し増水していました。

そして、今回は嵐山渓谷の中にある大平山に登りました。

高さは、179mです。この後の予定で時間があまりなかったので、走って登りました。体力バカの本領発揮です。また、眺望が良い場所は、大平山の山頂の手前になります。山頂は木に囲まれていて眺めは悪かったです。
そして、一度武蔵嵐山駅で自転車を返しまして、次の場所へはバスで向かいました。
【番外編】昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉

私が最後に目指したのは、「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」です。やはり旅の一日を締めくくるのは温泉でしょう。
武蔵嵐山からは離れて、お隣のときがわ町です。バスで近隣のバス停まで向かいまして、そこから2キロほど歩きます。
バス停から離れているので、アクセスはあまりよくありません。
館内は、昭和を意識しているため、非常にレトロな雰囲気が漂っています。温泉のほうも非常に気持ちが良かったです。また、無料の泥パックがあったり、温泉につかりながらテレビを見れたりと、他の温泉にはない特徴もありました。
私は昭和生まれではないですが、このレトロ感は人によってはたまらないと思いますね。

そして、名物の柚子カレーを頂きました。

これが非常においしかったです。柚子の香りと甘みがカレーによくマッチしていて、一瞬で食べれました。私は甘いカレー好きなので非常に相性が良かったと思います。
バスで向かう方は、最終バスが早いのでそれだけは気を付けてください。
今回はここまで。ありがとうございました。