小田急沿線は温泉の宝庫
新宿~小田原を結ぶ小田急線。小田急線と言えば何を想起するでしょうか。

江ノ島や下北沢……私が先行するイメージはおしゃれな観光地がある路線
でも、その先は?
実際に行かないと分かりませんが、自然に囲まれたハイキングスポットがあったり、温泉郷がいくつも点在する路線に早変わり。小田原まで出向けば、眼前は箱根と小田原城。おしゃれな都会~海を経て山を登る。豊富な観光資源を連れて毎日運行しているのが、小田急線なのです。
今回は、そんな小田急沿線の温泉郷を3選紹介しようと思います。
丹沢山周辺の温泉郷3選

今回紹介するのは、丹沢山周辺にある温泉郷です。
丹沢山と言えば、周辺は登山客でにぎわっていますが、登山をしなくても十分に楽しめるスポットが多く存在します。それは今回訪れた温泉も例外ではありません。互いに、都心からほど近い場所にある温泉郷ですが、温泉からは神奈川県とは思えない絶景を拝むことができます。
ハイキングコースを紹介してもいいですが、今回は温泉にスポットを当てて紹介します。
駅は「本厚木駅」「秦野駅」「新松田駅」
流石に小田急線沿線と言えど、都心からはそれなりに離れますが、電車一本で最寄り駅。座ってのんびり、移り行く車窓を眺めていればあっという間です。
今回は
・ロケーションの面
・アクセスの面
を五段階評価で紹介します。ロケーションとアクセスは切っても切り離せない関係性です。互いが反発しあって温泉が成立するのです。自分に合った塩梅を見つける御助力になれば嬉しい。

では行ってみましょう!!
その1:七沢温泉郷(神奈川県厚木市)

ロケーション
アクセス
【アクセス】小田急本厚木駅よりバスで30分
七沢温泉郷は、丹沢山の東にある温泉郷です。小田急沿線では非常に人気が高い温泉郷です。何といっても本厚木駅からバスで30分という好アクセスが、人気の理由の一つでしょう。30分入るだけでお、近隣には、山々が広がり雄大な自然を堪能することが出来ます。そこに温泉がある訳です。
アクセスは★4.5としました。

比較的大きな温泉郷ですので、入浴にはいくつかの選択肢を持つことが出来ます。私の所持しているパンフレットには7つのお宿・日帰り温泉が存在しています。それぞれ特色を持っていて、何度も通いたくなる温泉です。プロレタリア文学の代表的な作者、小林多喜二が作品を執筆していたお宿も……。

ちなみに、宿泊するとかなりの高級旅館!
私が訪れたのは、その中でも「広沢寺温泉 玉翠楼」という温泉です。

「広沢寺温泉入口」というバス停から15分ほど歩いて到着しました。川沿いにある露天風呂で、質素な湯舟と川のせせらぎが心に染みる秘境間満載の温泉でした。
【七沢温泉郷広沢寺温泉の詳細】
その2:鶴巻温泉郷(神奈川県秦野市)

ロケーション
アクセス
【アクセス】
・小田急線「鶴巻温泉駅」より徒歩3分
鶴巻温泉駅は神奈川県秦野市にある小さな温泉郷です。
昔から、湧き出る水がしょっぱくて飲料水に使用できなくて、温泉に転用したのが始まりだそうです。温泉に入って見ると確かにしょっぱい湯が。温泉に入ったら、ぜひとも確かめてほしい要素ですね。
駅から徒歩3分に広がる非常にアクセスが良好な温泉です。
アクセスは★5をつけるに値するでしょう。

そして、周辺には有名なハイキングスポット「弘法山公園」があります。こちらは200m前後の低山が4つ連なるコースですので、初心者でも安心の登山コース。ぜひともハイキングの疲れを癒すために、鶴巻温泉に入浴してみてください。

疲れてから温泉に入るマッチポンプを
【鶴巻温泉の詳細】
その3:中川温泉郷(神奈川県足柄郡山北町)

ロケーション
アクセス
【アクセス】
・小田急線「新松田駅」よりバスで1時間
最後に紹介するのは、武田信玄の隠し湯「中川温泉郷」です。
神奈川県山北町にある中川温泉郷。小田急の端にある温泉で、いわゆる西丹沢に位置する温泉です。すぐ目の前が箱根のロケーション。雄大な山々に囲まれた温泉は人も少なく、自然に囲まれてリラックスができるでしょう。
アクセスの面は、バスも少なく駅から1時間かかるので、少し大変かもしれません。ですが、大変な分だけ秘境に足を踏み入れている証拠なので、そのバス道中が楽しいものになるのは間違いないでしょう。

今回は「かくれ湯の里信玄館」を訪れました。小さな温泉郷ですが、ここは武田信玄とゆかりがある温泉。戦国時代に深いかかわりがある温泉で、歴史好きにはたまらない温泉になっています。温泉自体も、川沿いに佇む温泉で、せせらぎに癒されながら入浴が可能。人も少ないので非常におすすめな温泉です。
この中川温泉郷がどうして、武田信玄にゆかりがあるのか? その点は自分で確かめてみてください!
【中川温泉郷詳細】
終わりに

ということで、今回は小田急線沿線の温泉を3つ紹介しました。
結論:小田急線は意外と温泉の宝庫!!
箱根まで行かなくても、十分に温泉を楽しめるスポットがいっぱいあります。ぜひ全て制覇してみてください。今回はここまで。ありがとうございました。