夏の加茂荘花鳥園

静岡県掛川市にある人気観光スポットです。春~初夏にかけては、紫陽花や花菖蒲が咲き誇り、多くの観光客が訪れます。その時期には、「花菖蒲・紫陽花展」が開催されています。2024年は、4月26日(金)~6月23日(日)に開催されていました。
筆者はシーズン中に行ったことがないので詳しく話すことはできませんが、多くのお客様が訪れ、色とりどりの花が咲き誇る桃源郷のような場所だと伺っています。里山に一際でかく佇む加茂荘は、塀で囲まれた大きなお屋敷。その中で何が起こっているのか? それは中に入った人のみが知ることができる世界なのです。ぜひとも紫陽花や花菖蒲が咲き誇る季節に訪れてほしいスポットです。

では、シーズンを過ぎると、どんな場所になるのか?
今回は、日差しが降り注ぐ夏の加茂荘花鳥園の魅力をご紹介します。

【この記事で分かること】
・加茂荘花鳥園の夏の見所
・加茂荘花鳥園までのアクセス
加茂荘花鳥園までのアクセス

・天竜浜名湖鉄道「原田駅」より徒歩30分
・車の場合は無料駐車場有
加茂荘花鳥園は静岡県掛川市にあります。主なアクセスは、掛川駅~新所原駅間を繋ぐ「天竜浜名湖鉄道」になると思います。「原田駅」から約2キロです。天竜浜名湖鉄道は、自然豊かな田園風景から浜名湖沿いの絶景まで、自然の魅力を味わえる鉄道です。加茂荘花鳥園に来た際には、電車に揺られてそのまま観光するも良し。

それでは夏の加茂荘へ
【シーズンオフ】夏の花菖蒲園の様子

結論から言うと、夏の加茂荘花菖蒲園は生き物の宝庫です。

夏の花菖蒲園では、足元に無数のカエルさんがいらっしゃいます。
苦手な方からしたら恐怖でしかないと思いますが……。大中小様々なカエルを見ることが出来ます。例えば、アマガエル、トノサマガエル、ウシガエルなど。私は、ウシガエルの姿は認識できませんでしたが、「モーモー」という鳴き声を聞くことができました。

池の際まで行くことが出来るので、池の中を覗いて見ましょう。

蛙の前に目に付くのは、まずはメダカの群れだと思います。外界からは隔離?されていると思うので、外来のカダヤシや品種改良されたメダカではなく、純製のメダカを見ることが出来ます(写真には撮れませんでしたが)近年、メダカは絶滅危惧種にもなっていて,珍しい生き物の一種です。

さらに目を凝らして水面を覗いて見ましょう。そこには、アメリカザリガニやヌマエビ・スジエビなどを見ることが出来ます。特に深くなっている場所では、アメリカザリガニが多数泳いでいました。外来種なのですが、水辺で見ると少しワクワクしてしまいますね。

次は、上を向いて見ましょう。そこには無数のトンボが飛んでいます。夏~秋の風物詩ですね。ありとあらゆる場所に止まってるので、可愛い写真をアップで撮ってみましょう。

最後は植え込みを見てみましょう。美しいブルーカラーのニホントカゲがいました。いつ見ても惚れ惚れする色をしていますが、こんな色だから目立ってしまっていますよね。しっぽ切りが前提としても、目立っちゃ本末転倒な気も……。
【今回確認した生き物たち】
・トノサマガエル
・アマガエル
・ニホントカゲ
・ウシガエル
・アメリカザリガニ
・メダカ
・スジエビ
・ヌマエビ
・マツモムシ
・シオカラトンボ
・アメンボ
・ムカデ
・メダカ

豊富な生き物に目移りしてしまいます……
花鳥園の様子

花鳥園内は少々閑散としていました。まあ、私しか客がいなかったというのもあると思いますが……。実は、元々ここで暮らしていたフクロウなど数種の鳥たちがお引越ししてしまったみたいですね。シーズン中は中で食事もとれるそうなので、そこは凄く気になる……(園内の別の場所で食事を楽しむことはできます)

花鳥園内では100円でとりの餌やりができます。私も体験してみることに……。

みんな寄って来る姿が凄く可愛い。とことこ歩きもかわいいですし、泳いできてくれる子も可愛くて、思わず頬が緩んでしまいます。触ろうとすると逃げられてしまいますが、目と鼻の距離まで来てくれたので貴重な経験になりました。
庄屋屋敷

夏の生き物からは話がそれてしまいますが、一応紹介しておきます。
園内にある庄屋屋敷と言って、江戸時代の面影が残る建物になっています。元々ここら辺の小作人をまとめ上げていた庄屋だったそうで、趣ある庭園や建物を見学することが出来ます。ちなみに、主人はまだここに住んでいるのだとか。

某有名アニメの聖地でもあります(別で特集中)

中では食事も堪能できます。中庭も見ながら江戸時代にタイムスリップ!
今回のマップ
終わりに

いかがだったでしょうか?
夏の加茂荘花鳥園は生き物の宝庫。
この素晴らしさが伝わっていたら嬉しいです。シーズンオフである夏頃は、入場料もかなりお安くなっているので、気軽に足を運んでみてください。私的には非常におすすめなスポットです。
今回はここまで。ありがとうございました。
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