【長瀞町観光】宝登山日帰り登山&満願の湯を堪能する

ソロ温泉巡り
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【長瀞町観光】今回の行程

長瀞駅より
長瀞駅より

【埼玉県長瀞町】
長瀞岩畳・長瀞ライン下り・宝登山神社など。歴史・自然・温泉・グルメ……埼玉の奥地にある自然豊かでのどかな観光地。

今回訪れた時期は3月初旬。

有名な長瀞ライン下りもやってなければ、冬の名物こたつ舟もやっていない時期。

山頂の宝登山神社では雪が降り積もる季節の合間です。

今回の質問者
今回の質問者

今回は長瀞をどんな感じで巡ったの?

筆者
筆者

日帰り想定のハイキング&ウォーキングを楽しむ電車旅。

今回の大まかなルートはこのような感じです。

【今回の長瀞観光ルート】

長瀞駅(start)

宝登山登山

山頂

宝登神社

長瀞石畳

満願の湯(goal)

宝登山をメインにハイキングとウォーキングを楽しんだ後は、満願の湯で温泉を楽しむルートになりました。

現地の様子やワンポイントアドバイスを交えながら解説していきます。


北条なすの

東海地方在住。主に東海地方の歴史や自然スポットの魅力を発信中。メインアカではアニメ聖地関連の記事を更新。【お城攻城数70突破・年5回の登山・キャンプや温泉・寺社仏閣までの品揃え】

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【今回の記事の概要】
・宝登山登山(宝登山神社)
・長瀞岩畳~満願の湯。
・電車で長瀞観光にくる方へ。
・体を動かし、温泉に浸かりたい方向け。


【長瀞町のシンボル】宝登山

宝登山【長瀞観光】
宝登山山頂

宝登山は、長瀞町のシンボルであり、日帰り登山には最適な山です。周辺は「長瀞アルプス」として整備されていて、お隣の「野上駅」から歩くことができます。しかし、今回は宝登山オンリーで登りました。山麓から1時間弱で登れる低山です。

標高は497mです。山麓と山頂には、宝登神社が建立されているので、神社を巡りながら登山を楽しむことができます。また、山頂までには、ロープウェイが通っているので登山が困難な人でも大丈夫です。山頂駅までは約5分。そのまま山頂に行けば、小動物園や蠟梅園などの見所がたくさんあるので、存分に楽しむことができると思います。

ということで、その様子を下記に記します。今回は3月の登山でした。しかし、前日には雪が降っていたので、山々の雪化粧も楽しめる登山となりました。


【日帰り宝登山】登山口までのアクセス

宝登山登山口
登山口

宝登山だけを登る場合は、「長瀞駅」よりまっすぐ進んでいただいて、宝登神社の境内の中に登山口があります。しっかりと整備されているので、非常に登りやすかったです。ただ、ちょっと登山としては物足りないかもしれません‥。

こちらから登って行くと。ロープウェイの山麗駅との分岐があるので、そのまま登って行きましょう。

【プチ情報】
西武線と秩父鉄道を利用して長瀞まで向かう場合、フリー切符がかなりお得です。運賃の割引・秩父鉄道乗り放題・その他周辺施設の割引などが盛りだくさんです。今回の例で言うと、ロープウェイや山頂の動物園の割引。そして、近隣の温泉も割引で入ることができるのでおすすめです!


宝登山道中

宝登山の植生
宝登山植生の説明
筆者
筆者

道中は、クマが目撃されているらしいのでそこは気を付けてください…。

私が登り始めたのは朝の8時前だったので、あまり人はいませんでした。丁度、日差しも登ってきて暖かくなってきたので、少し汗ばむ程度で登って行きました。所々雪が残っているかなという感じです。また、その積雪のせいで道中はかなりぬかるんでいました…。

宝登山は、杉やヒノキの人工林と、コナラやクヌギの二次林で構成されているそうです。
「二次林」という言葉を、私は初めて知りました。伐採などで自然に生えてきたものを「二次林」と呼んでいるそうです。ただ、ギリギリ冬の時期なので、木々の緑は少し寂しめです。

道中
道中

歩いて30分程で、人の手が届かなくなってきたのか、積雪がかなり残っていました。しかも、5センチくらいは積もっていたのではないでしょうか…。私の住む地域では、雨のち雪という感じだったので、ほとんど積もることはありませんでしたので、3月になっても雪を拝めるとなると、少し嬉しかったです。また、景色もいい感じになってきました。

心のままに雪を握り、雪玉をつくっては投げる…。そんな繰り返しで山頂を目指しました。特に分かれ道などはなく、基本的には一本道で看板が立っているので、迷うことはないかなと思います。


宝登山山頂へ

山頂レストハウス
山頂付近

そうして登って行くこと約50分。山頂の前に、整備された区画にでます。ロープウェイの駅やレストハウス、動物園などが立ち並んでいますが、そこは一度素通りして山頂を目指しました。

もうすぐ山頂
山頂付近

この辺に出ると、残り5分程で山頂に出ることができます、目移りする景色が目まぐるしく私を襲いましたが、それを無視して一度山頂を目指しました。

山頂
山頂

到着です!。下は雪でぬかるんでいた大変でしたが、何とか登頂することができました。まあ、そこまで大変な登山ではないですが、楽しかったです。山頂からの景色も素晴らしい…。秩父の山々や市街を見下ろすことができました。
ただ‥寒かったので足早に山頂からは降りました。

山頂からの景色
山頂からの景色

次は山頂付近のスポットを巡っていきます。


山頂付近の見所【小動物園・蠟梅園・宝登山神社奥宮】

宝登山小動物公園

宝登山小動物公園【長瀞観光】
宝登山小動物公園

残念ながら休園日‥。とても楽しみにしていたのですが、仕方がありません。次に行きます。

②宝登山神社奥宮

境内
奥宮

山頂付近に奥宮がありました。ここは、日本武尊が祭祀を行っていたとされているそうです。そして、日本武尊ゆかりの神社に共通しているのは、「狼」が護っているところでしょうか…。

狼さん

秩父はかつてより、狼信仰が残る場所です。ここが面白いのは、山麓の本殿は「狛犬」が護っているのに、奥宮は「狼」がいます。とても面白いです…。例えば、東京の青梅市の「武蔵御嶽神社」。秩父の「三峰神社」なんかは「狼」がいました。この周辺では今もオオカミが目撃されているらしいので、生き残っていることを願っています。

④蠟梅園

蠟梅園【長瀞観光】
蠟梅園

そして、山頂付近には、蠟梅や梅が咲き誇っていました。少し早い春の訪れを感じますが、雪が積もっているのが面白いです。季節に揺れる宝登山は、とても良いものだと思いました。

春の訪れを感じることができましたが、嬉しいような悲しいような…。出会いと別れの季節とも言いますし、もう一年が過ぎたのかと悲しくなってしまいました。

朝食
朝食

そして、最後は朝食です。山頂の景色を見ながら美味しく頂きました。まだロープウェイも動いていないので、この景色を独り占めです。前には咲き誇る蠟梅、横を見れば山々が連なってて気持ちのいいものです…。あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。

ロープウェイ【長瀞観光】
ロープウェイ

ということで、山頂を後にします。


長瀞岩畳へ

長瀞石畳【長瀞観光】
長瀞石畳

一度駅まで戻り、駅の反対側へ向かいます。まもなくすると、国の天然記念物である「長瀞岩畳」に到着します。

長瀞石畳【長瀞観光】
石畳

これには驚きました。このような景色は見たことがありません。私は休憩ということで本を読んで風に当たりました。「岩畳」と言われるだけあります。一体、どれほどの時間で造り出された景観なのか…想像ができません。

本当だったら、ライン下りなので盛り上がっている場所ですが、ちょうど何も開催されていない時期だったので、人は控えめでした。また、ここに来るまでの道も、飲食店などが並んでいて、風情がありました。


ラスト:満願の湯へ

億長瀞道中【長瀞観光】
道中

そして、お隣の上長瀞駅から歩いて一時間で、秩父温泉「満願の湯」へ到着します。かなり辺鄙なところにありますが、その分奥長瀞の自然を感じながら入浴することができます。

ほんまる猫
ほんまる猫

歩くのが困難な人は、「皆野駅」からバスが出ているのでそれがおすすめです。

筆者
筆者

ただ、本数も限られているのでそこは注意が必要です。

丁度、気温も上がってきて心地よい散歩になりました。

満願の湯【長瀞観光】
満願の湯

温泉は、平日ということもあり人が少なく入りやすかったです。温泉100%の湯なので、スベスベになりました。また、露天風呂には、「飲める温泉」というものがあって、試しに飲んでみました。流石にお湯というわけではなくて冷水でしたが、貴重な体験ができました。温泉水を販売する場所は多くありますが、直で飲める温泉は初めてです。

露天風呂からは、渓流と滝を眺めることができます。ちなみに私はうたた寝してかなりの時間入浴していました。

さて、最後は遅めの昼ご飯です。

昼食
昼食

名物のかつ丼と豚丼を頂きました。いつも温泉後のご飯は、泣きそうになるんですが、分かる人いますかね…。幸せということなのでしょうか…。

筆者
筆者

ちなみに、カツにピーマンが乗っているのが特徴なのですが、これが確かに合う!


終わりに…

ラビュー
ラビューで帰る

最後は、2時間ほど読書に熱中して時間を過ごしました。そんな今回の旅のお供は「海辺のカフカ」村上春樹さんの作品です。村上春樹作品には手を出したことがなかったので、新鮮でした。まだまだ下巻が残っていますが、名作の予感です。

以上で長瀞日帰り登山&温泉は終了します。楽しかった…。そして、最後は西武秩父駅より特急に乗って帰りました。駅前の「祭の湯」に惹かれてしまいましたが、一度入っているので今回は我慢です。ありがとうございました。

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今回のマップ【長瀞観光】