浜松城の概要

【浜松城】
徳川家康公によって築かれたお城です。家康が駿府城に移動する前は、居城として機能していました。浜松のシンボル的存在
浜松城周辺は、有名な三方ヶ原の戦いが起こった場所です。徳川家VS武田家で行われた戦ですが、武田家の大勝で幕を閉じています。家康が戒めとして、自分の情けない姿を絵に描かせたのは有名な話ですね。

脱糞大名…。家康が最終的に幕府を開いて全国を支配できたのも、このような大きな失敗があったからなのでしょう。過去の武将にもたくさんの学べることがありますね。
また、浜松城の別名として、【出世城】という名があります。
江戸時代に、城主として入った人たちが多く出世していることから、このような名前が付けられています。有名なのは、水野忠邦でしょうか…。学校の教科書でも、天保の改革で登場しますね。多くの方が知っていると思います。
このような江戸時代の出世事情は、多くの逸話として全国に残されているイメージです。例えば、東京都の「愛宕神社」にも江戸時代の出世にまつわる逸話が残っています。この神社には、曲垣平九郎が出世したという逸話が残る【出世坂】があります。
今回はこのような背景を持つ浜松城を攻城していきます。
【この記事の焦点】
・浜松城概要
・浜松城のアクセスと攻城の様子
【今回の記事執筆者】
北条なすの
・生粋のオタク系ブロガー
・ブログ開設2度の挫折を経て、現在もブログを執筆中
浜松城のアクセス

【浜松城アクセス】
名前の通り静岡県浜松市にある城跡。浜松駅より徒歩またはバス。徒歩なら15~20分ほど
1泊2日の旅の最後でしたので、ヘロヘロでしたが、浜松駅より徒歩で向かいました。
天守周辺は、広く公園として整備されているので、とても賑わっていました。かなり広かったので、流石に全部回るのは断念しましたが…。今は、どうする家康(大河ドラマ)の影響もあって、さらに賑わっているのでしょうね…。大河ドラマ館などもあるようです。
私は歴史は好きです。しかし、大河ドラマ見たことないんですよね。いつか「北条五代」がドラマ化したら見てみましょうか…。
今回は、天守周辺を中心に巡ります。
天守閣周辺【浜松城】

まず注目すべきは、何といってもこの野面積みの石垣です。
かなりの迫力があります。野面積みなのが余計にこの迫力を演出しているようにも思えます。
近世城郭には、石垣は外せません。私が行ったお城だと、高知城や石垣山城などはとても迫力ある石垣です。関西には、総石垣のお城が多くあるので、行ってみたいですね。
【関連:石垣の雄大な城跡】

店主のそばには井戸がありました。井戸は、天守の中にも設置されていて、その跡は天守の中に残っています。

天守内にある井戸は、初めて見ました。他にも天守内に井戸がある城跡はあるのでしょうか…。僕が行った城跡には見たことがなかった気がします。中には小銭が投げられていました。出世磁路にあやかりたい人たちの気持ちが詰まっていますね笑。

天守からの眺望は非常に綺麗です。三方ヶ原の戦いがあった場所を見ることができます。そのような面影はあまりありませんが….
天守の中の展示は、浜松の歴史に関してかなり細かく解説されていたので大満足です。周辺のお城も絡めて徳川家康の歴史を知ることができました。周辺の城郭の情報も載っているので、気になった場所にはぜひ訪れてみてください。浜松であれば基本的にバスで行くことができます。

別で料金はかかりましたが、天守門の中にも入ることができました。
終わりに

今回は浜松城を攻城しました。徳川家のお膝元ですので、多くの名城が残る素晴らしい地域でした。また、浜松はお城だけでなく、舘山寺などのスポットや、おいしいグルメが最高でした。浜松には、他にも井伊氏の居城であった【井伊谷城】があったり、島田市にある【諏訪原城】などに行ってみたいです。【諏訪原城】はお城エキスポ2023で、講演を聞いていたので、非常に興味があります。

また、静岡県東部にもおすすめの城跡は多くあります。
西部は、徳川家などを中心とする城郭が多くありますが、東部には北条家の城郭が多く残ります。同じ静岡県でも、駿河と遠江に分かれていますので、城も微妙に変わってきます。
【関連:静岡県東部のおすすめ城跡】
今回はこれで終了します。ありがとうございました。