2024年最後のガサガサは引佐町奥山より

あっという間に8月も末になりました。実は先週のガサガサで最後にするつもりだったのですが、我慢できずにもう一度来てしまいました。今回は浜松市引佐町奥山と言う場所。ちょうど8月末で、奥山にある花の奥山高原と言う場所が閉園してしまうらしく、急いで駆け付けた次第です。

奥山高原の様子は後日
のどかな田んぼが広がる奥山は、ノスタルジックな雰囲気が凄く心地いいです。住みたくなっちゃう。
【前回:都田川周辺】
今回は少し水系を変えて、神宮寺川と言うところにやってきました。奥山の観光を兼ねていた今回ですが、やっぱりガサガサがしたい。
ちょうどよいスポットを探しながら、ようやく見つけた用水路では何が取れたのでしょうか?
今回は田んぼや水路があったのですが、中々ガサガサできるようなスポットは見つかりませんでした。かろうじて水が深くなっている水路の合流地点一か所で採取した生き物たちです。

モラル上、詳細の場所は控えさせてもらいます。
2024年5度目のガサガサ記録となります。
【この記事の焦点】
・神宮寺川(奥山)周辺でとれた生き物たち
【番外編】竜ヶ岩洞で生き物探し⁉
ガサガサ収穫①モロコ系統

水路に溜まっていたであろう数匹を採取することに成功しました。
もう、この系統の見分けが出来ないのがもどかしいです。黒筋に青みがかる背。モロコ、モツゴ系統であるように見えますが、ここからが問題です。前回のガサガサでは、カワムツの幼魚を捕獲していたので、ムツ系統との見分けはついたのですが……名札を付けて欲しいですね

タモロコかカワバタモロコだと筆者は推測していますが、有識者の方はいないでしょうか。特徴が合致しているカワバタモロコは特にレアなので、違うかなと思いますが、そうであったら嬉しいです。一応浜松市の生き物調査の結果を覗いて見たりしたのですが、平成19年度の調査では、神宮寺川水系にカワバタモロコは確認されていないそうです。静岡県河川調査【外部リンク公式】

数匹取れたうちのサイズはまちまちでしたので、大きさ的にはタモロコなんですよね。それでも水路でガサガサして見つかる名物の魚だと思うので、嬉しいです。

そろそろ水槽を用意して飼いたくなってきます。
ガサガサ収穫②ヨシノボリ

お次はヨシノボリ。恐らくカワヨシノボリでしょうか。
水路の底は完全なコンクリートで、薄っすらと砂が溜まっているだけの状態でしたが、2,3匹ほど発見。お肌がスベスベに見えるので、肌に気を使っているのかもしれません。ボテッとした顔が凄く可愛いです。このように底に暮らす魚たちは、特に水路の舗装で減ってしまうのかもしれませんね。かろうじて川にはたくさんいますが、今後どうなることやら……。
出てきてくれてありがとう。
③その他収穫

その他小粒の生き物を紹介します。始めはヌマエビ等。
ちょうど産卵期だったのか、卵持ちのエビと、生まれたてのエビが多数取れました。エビの種類も覚えないといけませんね。最近は、大きいテナガエビを見つけたいと思っています。
余談ですが、引佐町を散策していると、アメリカザリガニが少ない。
私の地元はアメリカザリガニだらけなので、こういう自然が残っているのが凄く嬉しいです。カダヤシもいないですし、ミナミメダカがたくさん泳いでいる環境なので、末永く残っててほしいですね。

アカネかシオカラのヤゴでしょうか。小学校の頃は、学校のプールでヤゴ取りしていたのを思い出します。懐かしい。

サワガニは、近隣の方広寺と言う寺院の沢にて発見。サワガニ入るのはきれいな証拠!!
外伝:メクラヨコエビを探せin竜ヶ岩洞

さらっと紹介。竜ヶ岩洞にて、メクラヨコエビの探索です。
ガサガサなどのジャンルに興味がある人にはなじみ深いメクラヨコエビを探しました。竜ヶ岩洞は、東海地方最大の鍾乳洞であり非常に人気が高い観光洞窟です。

探すと言っても、人が多すぎて捜索は困難を極めました。人の流れに乗らないといけないので、近くの地下水を探すのが精いっぱい。

まあ、見つかる訳ない
小さな夢ですが、私も地下水生の甲殻類を一目見たいと思っています。ただ、竜ヶ岩洞は観光洞窟なのを肝に銘じといてください。ただの変質者になってしまいますのでね笑
終わりに

これで今年の夏は終了です。ガサガサをする子どもたちも中々少なくなってしまっていますが、自然をいつまでも残すためにも、ガサガサという遊び方は必要な文化だと思っています。
ゲームするよりも楽しいですからね
~20代ゲームオタクより~
もっと生き物に詳しくなって仙人になりたいです。今回はここまで、ありがとうございました。
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