今回のガサガサスポット:舘山寺(浜名湖周辺)

夏も中盤に差し掛かり、蝉時雨も慣れてきたこの頃です。今年3回目のガサガサは今回もと言うべきか、浜名湖舘山寺周辺からお送りします。
元々、浜名湖周辺でいいスポットがないかなと探していた時に見つけたスポットです。詳細に語るのはご法度のようなので、場所の詳細は控えさせてもらいます。正直、私の判別はまだまだ知識不足なのですが、それでもかなりの収穫がありました。
お昼過ぎからだいたい2時間ほどガサガサ。今回は果たしてどんな生き物が取れたのでしょうか?

では、行ってみましょう

今回の収穫①フナの稚魚

浅瀬の水路にて集団で泳いでいる場所を発見です。恐らく10匹程度捕獲しましたが、どれも小さめのサイズ。本当はタナゴかなとも思ったのですが、どうやら違う様子。この辺の判別が難しく、フナであると断言できませんが、このサイズのフナを捕まえたのは初めてでした(どっちかと言ったらタナゴが良かった)タナゴの色は、産卵期になると鮮やかになるので見分けがつくのですが、私の目からでは全て同じに見えてしまいます。ただ、今回の場所には二枚貝もある程度あった気がするので、タナゴもいたのかもしれませんね。
観察ケースがあればよかったのですが、忘れてきてしまったので仕方がありません泣。
今回のメインの収穫はフナの稚魚でした。
②メダカ

前回他の浜名湖周辺スポットでは、カダヤシか品種改良のメダカでしたが、今回はミナミメダカではないかなと思います。フナの稚魚に混じって一匹だけ入っていました。他の場所にもメダカっぽい魚影を見つけたので、良かったです。まだカダヤシはいないよう……。近年はメダカもレアな生物ですからね。寂しいです。
学生の頃にいた田舎の田んぼには、多くのメダカが泳いでしたのですが、元気にしているかな……。
③ハゼ

フナの稚魚に混じって捕獲。ハゼ類も見分けがつかない。浜名湖近くということもあり河口に住むハゼも該当してしまうので、余計に見分けがつかない。かなり大きめのサイズでした。もしかして、ハゼでもないかな? この子顔がハゼじゃない。観察ケースがないことを悔やみます……。この子は2匹取れました。
⑤【初】ホウネンエビ

今回一番嬉しかったのが「ホウネンエビ」です。こっちは水路ではなく田んぼにいらっしゃいました。私が5歳の頃から追っていた田んぼの生き物です。ホウネンエビは「豊年エビ」だそうで、この子がたくさん出ると「豊作だぁ~」となったそうです。田んぼの生き物として、この子とセットでカブトエビも名前が挙がりますが、流石に時期が時期でカブトエビはいませんでした。
この2匹は、「生きた化石が~」と言われて飼育キットが販売されていますね。
2匹とも数が減っていますから嬉しい邂逅となりました。ちなみにカブトエビは同じ静岡県内で発見したことがあります。場所は伏せますが、牧歌的で美しい街にいらっしゃいました。
今年も豊作でありますように!
⑥クロベンケイガニ

デカすぎて網から脱走したこの子。私のバイクの陰に隠れて日陰で休んでいました。白い斑点に赤みがかった体は、恐らくクロベンケイガニだと思います。こちらは調べたらすんなり該当。私は小さめのサワガニの方が好きですが、この子も十分に可愛かったです。
その他ガサガサでとれたもの

この子はヌマガエルかな? 何故か自分から網に入ってきた子。今回の場所が意外とカエルが少なかったので、ちょっと嬉しかったです。個人的にはモリアオガエルとかに出会ってみたいなと思いますけども。

ガムシ。田んぼにいた個体ですが、田んぼを荒らすわけにはいかないので慎重に捕獲。田んぼの割れ目に隠れてしまうので捕獲に苦労しましたが、最後は素手で捕獲。やはり水生昆虫には、水生昆虫にしかない魅力があります。
最近は水生昆虫もめっぽう減ってきてしまっていますから、ぜひともゲンゴロウやタガメにも出会ってみたいです。ミズカマキリ、タイコウチには出会ったことがあるので、もっと探しに行かなければ……。
その他、マツモムシ、スジエビ、ヌマエビ等を捕獲しました。河口近くだからか、カニもエビも多いのが印象的です。
終わりに

今回は浜名湖舘山寺周辺のガサガサ記録でした。
やはりホウネンエビに出会えたことが非常に嬉しかったです。もう夏も折り返しなので、さらに行動範囲を広げていかなくてはなりません。もっと勉強して種類判別も頑張ります。
今回はここまで。ありがとうございました。
【関連:浜名湖ガサガサ記録①】
【関連:同じ静岡県内のガサガサ記録】